拒食症の特徴としては、異常な食行動と言っていいでしょう。周囲が拒食症の患者を見れば、一目瞭然で「異常」であることがわかるのです。しかし、拒食症は人それぞれ現れ方が異なります。つまり、異常な食行動は一様ではないということです。人によって、異常を示すレベルも違いますし、本当に拒食症?と思ってしまう方もいます。
拒食症は、いくつかの食行動が重なることで、複雑な様相となります。これが人それぞれの拒食がある理由です。拒食から抜け出せなくなってしまうと、あることをきっかけに過食に転向する可能性があります。例えば、ちょっと甘いものをと食べたことで、異常なまでの執着を覚え、突然の過食に転じてしまうのです。今までは逆に食べていないと不安になってしまうのです。それに患者が持っている強いやせ願望によってもケースは異なります。過食はするものの、多くの患者が指をのどに突っこんで吐く傾向があります。直接吐くことができない方は、大量の下剤を服用することもあり、いずれにしても体から出さないと気が済まないなのです。結局は、体重を滅らそうという意思があるために、食べても吐くの繰り返しとなるのです。
それに考えても見ればわかるのですが、長期的な極端なダイエットは、誰であっても長続きしませんよね。序盤は問題なくこなせていても、やがて陰りが見えてくる。そこから、一気に我慢していた感情が噴出すのです。それによって、ときどき大食いをしてしまいます。拒食と過食というものは、どちらも切り離せないものです。過食症になったら、拒食症が待っているとも考えられ、コインの裏表みたいなものです。ですから、拒食と過食を併発することは自然なことです。
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